奈良県

高畑町(奈良市)

高畑町は春日大社境内地の南側斜面に広がる町で、かなり広い町域を持つ。奈良教育大などもある閑静な住宅街で、春日大社の社家がある。また志賀直哉が昭和4年から約10年間住んで「暗夜行路」を描き上げたという旧居や新薬師寺も同町内にある。

   
  志賀直哉旧居あたり(奈良市高畑町)17.03.01     F6  
  白毫寺町で1枚描いた後、新薬師寺の横を抜け、かねて描いてみたいと思っていた「志賀直哉旧居」あたりまで来た。この旧居には志賀直哉が1929(昭和4)年から10年間住んで執筆活動を行った。やがて作家など多くの文化人が集まるようになり”高畑サロン”とも呼ばれていたという。土塀の感じが良かったので、旧居の西側の路地で描いたが、”たかばたけ茶論(さろん)"を営んでいる西隣のお宅は土塀そのものが登録文化財になっているそうで、とても味わいのある土塀だった。  
 
 
   
   高畑町の洋館(奈良市高畑町)17.03.01     F6  
  高畑町を東西に横切り新薬師寺の方へ向かう道路の両側に様々な土塀が連なり、この町らしい独特な景観となっている。この通りを歩いていてこのお宅がふと目に止まった。門は固く閉ざされているが、いかにも瀟洒な洋館である。描こうかどうしようか迷ったが、庭木に葉っぱがない今の季節しか描けないと思い、スケッチブックを広げた。背後は奈良教育大学国際学生宿舎の大きな建物だった。  
 
 
   
   高畑町A(奈良市)17.03.01     36×51p  
  高畑町を東西に横切る道路を上っていき、もうすぐ新薬師寺という場所で、石垣の上に形の良い白漆喰の塗り塀が連なっている。道路の反対側は黄色の土塀で、その対比も面白い。土塀が連なる高畑町でも一番特徴的で面白い景観である。以前、もう少し坂を上った所からこちら向きに見下ろしてスケッチしたことがあるが、今度は見上げて描いてみた。  
 
 
新薬師寺あたり(奈良市)2011.02.04     36×51cm
高畑町に新薬師寺がある。この周辺には崩れかけた土塀の続く道筋が多く、いろんな人がスケッチの題材に選んでいる。お寺の東側、土塀の続く道の日当たりがよかったので、椅子を出して座った。絵の左側の塀が新薬師寺のものである。このお寺には国宝に指定されている塑像の十二神将立像が有名なためか、この日もけっこう多くの人がお参りにやってきた。

高畑町@(奈良市)2011.02.04     F6
春を思わせる日が続き、暖かな日差しに誘われて奈良市へ出かけた。高畑町へ行き、志賀直哉旧居の横の練塀が連なる路地も絵になると思ったが、逆光だったのでもう少し坂道を上がり新薬師寺の近くでとりあえず1枚描いた。遠くには奈良盆地の家並みやその向こうの生駒山脈なども見えるはずだが、この日は早くも春霞なのか全体がぼんやり。

奈良市白豪寺あたりへ
「近畿の旅3」(奈良、滋賀)の目次へ