ひな祭り(桃の節句)と端午の節句

ひな祭りとは

ひな祭りとは、3月3日に行われる、女の子のための行事です。ひな祭りは桃の季節の行事であることから、「桃の節句」とも呼ばれます。ひな祭りは日本独自の行事であるため、外国にはひな祭りに該当する言葉はなく、例えば英和辞典にはひな祭りのことを「the Girls' Festival」などと書かれています。ひな祭りでは、現代では一般的には、雛人形を飾り、「ひなあられ」「ひし餅」「白酒」といった食物や桃の花を供えます。雛人形の中でも、特に「段飾り」と呼ばれる、赤い布を敷いた段に多数の人形や調度品が飾られるものは、高価ではありますが、とても見栄えがするので、女の子がいる家で、こうしたものを欲しがる家は少なくありません。ひな祭りは、近年ではやっぱり資本主義の影響もあって、伝統的な供え物のほかに、ケーキに代表されるような、これまでにはなかったものが出回っています。これがいいか悪いかは別にして、女の子たちには相変わらず楽しいイベントとして受け入れられているようです。

ひな祭り(桃の節句)と端午の節句

ひな祭りは「桃の節句」とも呼ばれる、女の子のための行事。全国でもいろいろなひな祭りイベントが行われます。女の子のためのひな祭りに対し、5月5日には男の子のための「端午の節句」があります。どちらも子どもの幸福や健康を祈る日という点では共通していますが、端午の節句のほうは「こどもの日」として国民の祝日になっているので、ひな祭り以上に知名度は高いようです。ひな祭りも端午の節句も、同じ子どものための日なのに、どうしてひな祭りのほうは祝日ではないのでしょうか? その理由を知るには、まずは「節句」というものを知る必要があります。節句とは、季節の節目の、伝統行事を執り行う日を指し、もともとは中国から伝わった暦上の風習でした。日本では桃の節句と端午の節句を含む五つを特に「五節句」と言い、江戸時代には幕府が祝日として定めていました。しかし明治時代になり、一度これが廃止になります。戦後の世論調査では、やはり「ひな祭りを祝日にしたい」という声が多かったようです。しかしひな祭りの時期よりは端午の節句のほうが気候がいいということで、5月5日が「こどもの日」になったのです。