おはなしの扉 いちばんめ
あいことばは『入れて』
2010年10月25日(月)
むかしむかし、ある国のかたすみに小さな村がありました。
その村はどこにでもあるごくごくふつうの村で、
村にはどこにでもいるごくごくふつうの子供たちが、
ごくごくふつうの暮らしをしていました。
さてその村のとなりに大きな森がありました。
その森は魔法の森でした。
その森のまん中には小高い丘があり、
丘のてっぺんには広場がひとつ ありました。
その広場は魔法の広場でした。
その広場のまん中に山小屋が一軒ありました。
その山小屋は魔法の山小屋でした。
その山小屋には小さなドアがありました。
そのドアにはかんばんが掛けてありました。
そのかんばんには魔法の文字でこう書かれていました。
「だれでもどうぞ。いつでもどうぞ。
ノックを3回してください。ドアが開きます。」
ドアのおくには小さな部屋がひとつありました。
その小さな部屋は魔法の部屋でした。
部屋の中では魔法の時間が流れていました。
部屋の扉には小さな貼り紙が魔法のピンでとめられていまし
た。
その貼り紙には魔法の文字で
「合言葉は『入れて』です。
『いいよ』と返事が聞こえたら扉を開けてください。」
と、こう書かれてありました。
さあ扉を開けたらどんな楽しいお話が待っているでしょう。
「い・れ・て」
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